どうもハルです。
犬や猫に食べさせてはダメなものを13個紹介したいと思います。
私たち人間にとっては体に良くて美味しい食べ物でも、犬や猫には毒になる食べ物があるのを知っていますか?
少し食べただけでも、中毒症状が出て命取りになる場合があるので気を付けてください。
『え~、そんなの知らなかった・・・』では済まされない事態になってしまってからでは遅いですからね。
飼い主の責任の1つとしてしっかり知っておく必要があります。
それでは、食べさせてはダメなものを症状・理由を含めて紹介します。
✖ ネギ類
主な症状
胃腸障害・血尿・衰弱・心拍の増加・貧血
理由
玉ねぎは有名なので、知ってる人も多いと思います。
それ以外にも、長ネギ・ニラ・ニンニクも含まれていますからね。
ネギに含まれているアリルプロピルジスルファイドという成分が、血液中の赤血球を溶かすことで、急性の貧血や血尿などの症状が表れ、ネギ中毒を起こしてしまいます。
この有害な成分は、加熱しても破壊されません。少量でも危険です!
溶け込んだエキスもダメなので、ネギ類が入ったスープ・ハンバーグ・ドレッシングなども十分に注意が必要です。
個体差があり、全く平気な子もいれば少量でも中毒を起こす子もいます。
症状が出るまで、数日かかることもあるので食べてしまった場合は注意深く様子を見ましょう。
✖ ぶどう・レーズン
主な症状
嘔吐・食欲不振・下痢・腹痛・急性腎不全
理由
はっきりとした原因は分かっていませんが、腎臓に障害を起こすことがあります。
2~3時間後に下痢・腹痛
3~5日後に腎不全を起こし死に至ることも
犬は死亡例も確認されていますが、猫については不明です。
✖ キシリトール
主な症状
低血糖・嘔吐・内出血・歩行困難・肝不全
理由
インスリンが過剰に分泌されてしまい、低血糖を起こします。
ガムだけでなく、歯磨き粉にも含まれているのでいたずらして食べてしまわないように。
少量でも摂取すると30分以内に症状が出ます。
こちらも猫については不明です。
✖ カカオ・カフェイン含有物
主な症状
不整脈・心拍の増加・口の渇き・けいれん・発作・嘔吐・興奮状態
理由
カカオに含まれているテオブロミンという成分が心臓や神経系に影響を及ぼします。
カフェインも強い興奮作用があるので、心臓に負担をかけてしまいます。
量によっては最悪の場合、死に至る場合もあります。
ビターチョコなどカカオ含有量が多いほど危険度が増します。
カフェインは、コーヒー以外にもお茶・コーラにも含まれています。
おやつタイムは、テーブルなどに置きっぱなしにして離れることのないようにしましょう。
✖ アボカド
主な症状
嘔吐・下痢・胃腸の炎症
理由
アボカドに含まれているペルジンという成分が毒になります。
実だけでなく、皮・種にも含まれています。
✖ マカデミアナッツ
主な症状
無気力・嘔吐・高熱・筋硬直・ふるえ・心拍の増加
理由
原因ははっきりと分かってないのですが、未確認の毒素によって消化器・神経系・筋肉に影響を及ぼすことがあります。
少量なら、たいてい1~2日で回復します。
✖ パン類
主な症状
アルコール中毒・胃腸障害
理由
パンに含まれるイーストが発酵してアルコールを形成するのでアルコール中毒を起こす。
また、消化器の中で膨らみガスを発生させる場合があるので、大量に食べると胃や腸が破裂してしまうことも。
✖ アルコール
主な症状
嘔吐・下痢・ふるえ・血圧低下・意識障害・けいれん・呼吸障害
理由
肝臓の働きが人間とは違い、アルコールを分解する機能がありません。
ほんの少しでも有害なので、興味本位で与えるなんてことはしないで下さいね。
✖ スルメイカ
主な症状
衰弱・胃拡張・消化不良
理由
胃の中で約10倍に膨らむので急性胃拡張を引き起こしてしまいます。
大量に食べてしまうと、自力で排出することが出来なくなってしまうので、手術して取り除くことになってしまいます。
✖ 魚・鶏の骨
主な症状
胃腸障害・のどの炎症・嘔吐
理由
硬い魚の骨はのどに刺さって傷つけたり、ふさいでしまうことがあります。
特に茹でた鶏の骨は縦に裂けやすく鋭くとがるので注意してください。
カルシウム補給を考えているのなら、骨まで柔らかくなっているサバやサンマの水煮の缶詰を使うか、卵の殻パウダーやサプリメントなど使うことをおすすめします。
✖ 人間用の薬・サプリ
主な症状
胃腸障害・肝機能障害
理由
人間用の薬を代用することはできませんよ。ちゃんと病院に連れて行って、病状と体重に合わせた薬を処方してもらいましょう。
効き目の強い鎮静剤は1錠でも致命傷となる場合もあり、猫の方が症状が強く出ます。
✖ ドッグフード・キャットフード
主な症状
猫 心筋症・神経の異常・失明
犬 栄養過多
理由
ドッグフードには良質なたんぱく質やタウリンが不足しているので、猫に長期間与え続けていると失明してしまう恐れがあります。
キャットフードはカロリーも高く、塩分・脂肪分も多いので犬にとっては栄養過多になってしまい腎臓や肝臓に負担がかかってしまいます。
これらは、長期間与え続けた場合ですので多少食べさせたくらいでは問題が起こるわけではありません。
犬と猫では、食事からでないと取り入れられない栄養素と体内で作ることが出来る栄養素が違います。
ちゃんとそれぞれのフードをあげましょう。
✖ 人間の食べ物
主な症状
肥満・腎臓病・糖尿病・虫歯
理由
私たち人間の食べ物には塩分・糖分・添加物が多く含まれているので、よくありませんね。
(ここでいう人間の食べ物とは、味付けされたものをいいます。)
香辛料なども刺激が強いので避けましょう。胃を刺激して感覚を麻痺させてしまいます。
また、ほとんど汗をかかないので塩分の取りすぎには注意しましょう。
まとめ
私たちにとっては、身近でたいてい家にあるものばかりですよね。
テーブルの上に食べかけのまま置いておいて、ちょっと離れた隙に食べられてしまった!とならないように気を付けてください。
ちょっと飲み物を取りに行くくらいなら、そのままにしておいても大丈夫だろうと思ってるアナタ!
彼らは、そのちょっとの隙を逃しませんよ!!
のんびりくつろいでるように見えて、案外飼い主の行動は見てますから。
もし、誤飲・誤食してしまったら
すぐに吐かない場合は無理に吐かせることに時間を使うよりも、その分早く動物病院に連れていって処置をしてもらったほうがいいです。
食べてしまったもの・その子の体調によっては、吐かせると逆に危険な場合もありますから。
その時は、獣医さんに『何を・いつ・どれくらい』食べたのかを落ち着いて伝えられるようにしておきましょう。
もう、これで『知らなかった・・・』なんてことにはなりませんね。
以上が犬や猫に食べさせてはダメなものでした。